オールオン4 ハイブリット
ザイゴマインプラントと通常のインプラントを併用したAll on 4
歯の見た目が長年のコンプレックスになっているため、治療して整えたいという患者様の症例です。写真でもわかるとおり、前歯に大きな問題があります。
また、笑うと歯肉が大きく露出してしまう「ガミースマイル」で、さらに上下の歯の大きさが不揃いになっており、咬み合わせが右に下がってしまっていることも、お口の見た目を大きく損なう原因になっています。
こちらの写真は、患者様が以前から使用している入れ歯と仮歯を外した状態です。多数の歯牙欠損のため、患者様ご自身の歯は上顎に4本、下顎に7本しか残っていません。
患者様からのご要望は、「上下顎ともに、よりきれいで快適に使える歯を、なるべく早く入れて欲しい」というものでした。
見た目の改善はもちろんですが、しっかりと咬むことができる状態にするために、まずCT撮影で骨格から確認することにしました。
術前にCT撮影を行ったところ、左右の上顎洞が非常に大きいことがわかりました。これだけ大きい場合、上顎の臼歯部にインプラントを埋入するためには、事前の骨移植が必要になります。
しかし、骨移植をすると骨が定着するまでの期間はインプラントが入れられなくなってしまいます。
そうなると長期間にわたって不安定な入れ歯や仮歯で生活しなければならず、外科的な侵襲も大きくなり、患者様の身体的、経済的な負担が増えます。これでは患者様のご要望にまったく合わず、生活の質(QOL)は改善できません。
そこで当院から患者様にご提案したのは、骨移植をすることなくオペ当日に機能性・審美性を回復する事が可能な、ザイゴマインプラントと通常のインプラントを用いてオールオン4を行う、オールオン4ハイブリッドによるオペでした。
ノーベルガイド(コンピュータによるガイドシステム)を使用して、どの位置からどのようにインプラントを埋め込むべきかシミュレーションします(サージカルプランニング)。
CT撮影により骨格の詳細なデータが揃っているからこそ、安全性と治療後の仕上がりを考慮したプランニングが可能になります。
実際のインプラント埋入オペも、ほぼプランニング通り安全に効率よく行うことができました。患者様の身体的な負担も最小限に抑えられました。
オペが完了してから、その日のうちに仮の上部構造を装着します。手術を行った当日に、機能性・審美性ともにすぐれた歯が得られました。
こちらがオペ直後の咬合面観になります。骨の移植やサイナスリフトのような造骨処置を行わないため、患者様への肉体的、精神的ダメージが少なく、費用的な負担も軽減することができました。
この後、仮歯のまま数ヶ月間の治癒期間を設け、歯肉などの組織の状態が整ってから型取りを行い、最終補綴物を装着します。
最初の写真と見比べてみると、まるで別人の歯です。歯並びが整ったことで、顔全体の印象もよくなったとお喜びの言葉をいただきました。
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Before
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After
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