«咬み合わせ改善による肩こり・偏頭痛改善症例»

咬み合せが悪く偏頭痛や肩こり、関節痛がひどい場合の歯科治療例

偏頭痛や肩こりがひどく、「これって咬み合せが悪いからなんじゃないの！？」と思っている方にぜひご覧頂きたい症例をご紹介します。まさに、「偏頭痛や肩こりがひどく（特に左側）、左の顎関節がスムーズに動かないので口が開きにくい」という相談を頂いて、補綴治療を行い、これら偏頭痛、肩こりを咬み合せ治療ですべて改善させた治療例を写真つきで詳しくご紹介しますのでぜひ参考になさって下さい。

①初診時：左下７番欠損、下顎の正中（真ん中）が左にズレている

偏頭痛や肩こりがひどく（特に左側）、左の顎関節がスムーズに動かないので口が開きにくいから治療したいということでご来院頂いた患者様の初回来院時のお口の写真です。一見キレイな歯並びをしていて歯ぐきも健康で何の問題もなさそうですが、左下の奥歯がなく、さらに下の顎が左にズレているのがわかります。

②骨格検査を実施して骨格のズレから診断を行う

当院には「セファロレントゲン」という顎骨全体を規格撮影できる特殊レントゲンがありますので、そちらにて顎骨の歪みを診断します。その結果、下顎全体が左にズレており、その結果、顔全体も右側に傾いてしまっているのが判明しました。下顎の歪みからくる顎骨全体の歪み症状です。

③骨格の分析から、治療目標となる正しい顎の位置を導きだす

下顎がズレておりますので、咬合調整を施すことで下顎のズレを改善するため、CADIAX４を使用して正しく噛み合うことのできる顎の位置を導き出します（CADIAX４は顎の位置や咬み合せが正常な位置から何mmズレているのかを数値化できる咬み合せ治療機器です）。

④TRP（治療顎位）を決める

セファロレントゲン、CADIAXにより導き出された正しい顎の位置が、治療顎位となります。この位置で作成されるのがTRPスプリント（TRPは治療顎位の意。Therapeutic Reference Position）です。この位置で、仮歯も作成します。

⑤TRPスプリントの装着

正中を合わせてバイトアップ（かみ合わせを高くする）させました 。このTRPスプリントは食事以外は極力使用していただきます。このケースでは、数週間のTRPスプリント使用により、この時点で偏頭痛、肩こり、顎関節の症状などが改善し、患者様も「咬み合せの調整で肩こり偏頭痛が治るなんて！」と驚かれておりました。

⑥Bite Up Cap (BUC)の装着

TRPスプリントの代わりに、TRPで仮歯を作成し装着していただきます。このかみ合わせで２４時間生活していただきます。

⑦左下の７番欠損位置にインプラントを埋入し回復

左下7番にインプラント埋入し、仮歯を装着。TRPをもとに、かみ合わせの最終微調整を行なっていきます。

⑧咬み合せ安定後、補綴治療

かみ合わせが安定したのを確認した後、金属の部分、仮歯の部分をセラミックにて補綴し治療終了。正しい顎の位置で、安定した噛み合わせが獲得されました。初診時にあった肩こりや偏頭痛、関節の痛みは全て改善したと大変お喜びいただきました。

まとめ

ビフォアフター写真です。このように、咬み合せは不定愁訴と呼ばれる偏頭痛や肩こりなどの未病と密接な関係を持っており、咬み合せ改善により症状が緩和されるケースがあります。逆に言えば、咬み合せ不整はこういった症状を引き起こす原因となりますので、つめ物やかぶせ物などの咬み合せが変わることになる補綴治療には注意が必要ですので、被せ物やつめ物などの補綴治療は、咬み合せ治療が得意な歯科医師に担当してもらうのが良いでしょう。

※すべてのケースで不定愁訴を改善できるわけではありませんのでご注意ください

咬み合せ・歯ぎしり・食いしばり専門サイトのご紹介

当院では、「顎関節症・咬み合せ治療まるわかりWEB」という咬み合せ専門のサイトも運営しております。咬み合せや歯ぎしり、食いしばりや栄養・ストレス、肩こり偏頭痛と咬み合せの関係などについて詳しく記載しておりますので、ぜひこちらもご覧ください。

東京世田谷で咬み合せ治療をお考えの方はぜひ無料相談をご利用下さい

東京世田谷の、のぶデンタルクリニック三宿では、咬み合せ治療を得意とし、日々世界中の咬合治療を研究しております。これまでも世田谷のみならず東京中、日本中より多くの咬み合せにお悩みを持つ患者様にお越し頂き、治療を行なってきた実績もございます。少し大げさかもしれませんが、咬み合せ１つであなたの人生が大きく変わるかもしれません。咬み合せ治療が受診できる歯科医院をお探しの方はぜひ、東京世田谷の、のぶデンタルクリニック三宿までご相談ください。咬み合せ無料診断実施中です。