予防歯科・歯周病(歯周内科)

薬で治療できる歯周病治療「歯周内科」(歯周病治療完治を目指す)

歯周内科

軽度の歯周病はメンテナンスで完治可能ですが、重度であれば完治に時間を要します。そのため通院回数も多くなり、また治療の期間も1年を超えることもあります。そういう重度の歯周病は、当院が行っている効果の高い歯周病治療法である歯周内科治療がおすすめです。ここでその方法を紹介します。

歯周病は細菌感染が主な要因!歯垢の塊の中には1億以上ものカビ菌(カンジタ菌)がいます

カンジタ菌「歯磨きによって歯垢を落とす」、この方法は多くの人たちが毎日実践していると思います。しかし歯磨きのみでは歯垢を全て除去できません。歯垢は落ちるかもしれませんが、細菌が固まったバイオフィルムの完全除去は困難です。

バイオフィルムというのは「プラーク」、つまり歯垢の固まりがネバネバの状態になったものです。そしてこれが石灰化されて歯石になります。バイオフィルム中には、カビ菌(カンジタ菌)や、らせん菌、その他の細菌がたくさん存在しており、この細菌が原因で歯茎の炎症を発症します。

従来の歯周病の治療法では、原因菌の完全除去は困難

歯周病菌の除去細菌の完全除去のためには、歯石除去だけでは限界があります。また患者さんの抵抗力なども大きく影響しますので、重度の歯周病を完治するにはどうしても時間がかかります。

また、たとえ歯石を除去しても、口の中にある全ての細菌除去は困難です。そういうこともあり、「歯周病治療に時間がかかる」、「治療しているのに悪化している」、などのようなことも多いのです。これがいわゆる、「重い歯周病を治療するには時間を要し、なかなか完治しない」と言われる要因です。

新しい歯周病治療である「歯周内科」により、原因菌の除去率がアップしました!

歯周内科による歯周病菌除去

従来の治療は患者さんに多大な負担を強いていましたが、科学的な歯周病治療法の「歯周内科」により原因菌の除去率がアップし、完治する患者さんが大幅に増加しました。歯周内科は、歯周病の要因となっている細菌数や種類を特定し、効果の高い内服薬、歯磨き粉を用いて治療をします。

歯周内科治療の流れ

歯周内科治療の流れ初めに患者さんの歯肉上の唾液を採取し、位相差顕微鏡という顕微鏡を使用して虫歯、歯周病原因菌を確認します。の後にDNA検査を実施し、菌の数や種類を確認していきます。

菌の数や種類が分かれば、次は細菌除去の飲み薬、また細菌除去効果が高い歯磨き粉をお渡しします。これらを使用してそれぞれ自宅でケアをしてもらいます。それと同時に歯科医院で実施している、従来の歯周病治療(スケーリング、ルートプレーニング)も行います。内面や外面療法による完治を目標にしています。

歯周内科を基盤に歯周病改善を目指す「ペリオバスタープレミアムコース」

中度~重度の歯周病の方には、歯周内科を基盤にPCR検査や歯石除去、PMTCなどを実施する「ペリオバスタープレミアムコース」をご提案いたします。歯周内科など治療を基盤に患者様一人ひとりの検査結果に応じた処置を追加し、全9回の診療を実施いたします。処置を単体で受けるよりもお得ですので、診査・診断の結果に応じてご提案いたします。

※ペリオバスタープレミアムコースで改善ができなかった場合は、別途マイクロスコープを用いた精密治療や症状に応じて歯周組織再生療法(エムドゲイン・リグロスなど)をご提案いたします。

一般的な歯周病治療方法

スケーリング(軽い歯周病の方が対象です)

スケーリング軽度の歯周病(歯肉炎・歯周炎)は、歯茎が炎症することもあります。

そのため、歯磨きの時に出血する方もいらっしゃいます。またブラッシングでは除去できない歯石除去をスケーリングで落としていきます。

のぶ:デンタルクリニック三宿で行っているスケーリングは、予防処置のプロフェッショナルとして知られている歯科衛生士が行います。歯科衛生士は、超音波スケーラー、ハンドスケーラー、それぞれを使い分けて治療を行います。

  • 超音波スケーラー

    超音波スケーラー超音波スケーラーというのは、超音波の力を利用した機器です。この機器を使うことで、歯の広い部分に付着した歯垢や歯石を短時間で除去できます。しかし細かい箇所にある歯垢、歯石を除去には不向きです。

  • ハンドスケーラー

    ハンドスケーラーハンドスケーラーは手動タイプのスケーラーです。歯1本ずつ丁寧にメンテナンスして汚れ落とします。時間や手間がかかる分、細かい部分の歯垢や歯石もきれいに落とせます。

ルートプレーニング(中度の歯周病が対象です)

ルートプレーニング中度の歯周病になると、歯を支えている骨が溶け出して歯茎の溝が深くなっていきます。そのため歯茎で隠れた部分に歯石が付いてしまうのです。

スケーラーを使ってその部分の歯石を落とします。表面がきれいになれば、汚れを防止できます。この時痛みがある時は麻酔治療を実施します。

歯周外科手術(重度の歯周病が対象です)

歯周外科重度の歯周病は、歯茎にある歯周ポケットが深くなっていますので、手動による歯石除去はできません。そのため麻酔をして歯茎を切開して、歯根が見える状態で歯石を除去します。またなくなった歯肉周囲組織の再生療法(エムドゲイン)を行う場合もあります。

日本人のおよそ80%の方が歯周病なんです

歯周病の割合

歯周病自体に痛みはないので自覚症状がない方もいますが、およそ80%の人たちの歯茎は、歯周病菌が原因で傷ついています。歯周病には痛みはないのですが、そのまま悪化すれば歯を支えている歯槽骨が溶けてきます。この歯周病が現在抜歯原因のトップになっています。この歯周病防止、治療が、歯を長く保つための最善策と言えます。

定期検診を受けている方、またそれ以外の方との生涯治療費の開き

定期検診を受けていた人の生涯治療費

定期検診を受けていない人の生涯治療費

上記の画像は歯科検診を定期的に行っている方と、それ以外の方との生涯治療費の開きです。毎回定期検診を受診している方は、たとえ高齢になっても自然歯を維持できます。しかし定期健診を受診していない方は、早めに歯がなくなります。そのため、入れ歯、インプラントによる治療費が増加し、生涯にかかる治療費も高くなります。定期検診はとても大切なのです。

世田谷区三宿で歯周病治療をご希望の方はのぶ:デンタル三宿へ

世田谷区三宿で歯周病治療ならのぶデンタルクリニック三宿

のぶ:デンタルクリニック三宿では、歯がなくなる原因である歯周病にこだわった治療を実施しています。
前述のように一般の歯科医院では行っていない歯科ドックや歯周内科、歯周外科も受診可能です。さらに当院では、歯周病治療に対するセカンドオピニオンの実績もたくさんあります。世田谷区三宿で歯周病治療をご希望の方は、ぜひ一度、のぶ:デンタルクリニック三宿へお越しください。

ページトップへ戻る