高血圧は日本で最も多い病気です。基本的な歯科の治療は適切な血圧のコントロールができていれば高血圧でも問題ありませんが、インプラントの手術などでは麻酔を使ったり、いつもとは違った緊張感があるため普段よりも血圧のコントロールを気を付けなければなりません。

　歯科治療で使う麻酔には、血管収縮薬が入っているため多量に使うと血管を収縮してしまう可能性があります。そのため、高血圧の方は担当医に相談する、必ず忘れずに血圧を下げる薬を飲むことが必要です。また、麻酔による緊張を和らげるため、点滴麻酔による鎮静法を用いる方法もあります。

　中には重度の高血圧の方もいらっしゃると思います。そのような方は、通われている内科の担当医と症状について共有したり、手術が可能か判断を仰ぐ場合もあります。

その判断によってはインプラントの手術ができない可能性もあります。その場合は入れ歯などの別の方法を考える必要があります。

　患者様の中には多少リスクがあってもインプラント手術を受けたいと考える方もいると思います。しかし安全を第一に考えると患者様のためにも治療ができない場合もあります。

当院にはインプラントの専門医が在籍しているため、高血圧にかかわらず、なにか疾患があり治療を受けるのに心配がある方は是非当院へご相談ください。