顎顔面口腔育成治療

投稿日:2016年9月2日

カテゴリ:噛み合わせ 小児矯正

先日、頼れるドクターという雑誌が発売されました。

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この雑誌の中の特集で、我々が行なっている顎顔面口腔育成治療について取材してもらいました。

顎顔面口腔育成治療とは、その名の通り 上下顎と顔面と口腔 の成長・発達を 正常に育む治療です。 そんな事しなくても、子供は放っておいても正常に発育するもんだとお思いになるかもしれませんが、実は現代において、放っておいて顎顔面が正常に発育する子は 非常に少なくなって来ています。 

その理由としては、鼻炎などアレルギーのある子供が多い事。 鼻が詰まると口呼吸になり舌が下がります(低位舌)ので、本来 舌によって発育成長するはずの上顎骨が劣成長になります。 上顎劣成長の特徴は、しゃくれ顔、笑った時に歯茎が見える、永久歯が生えて来たのに隙間が全くない、もしくは重なっているなどです。,

また、柔らかいソファーなどの椅子に ぐにゃっと座る事で起こる姿勢の悪さや、パソコン・スマホの利用時に起こる悪い姿勢も 低位舌を引き起こします。 他にも、堅いものを噛まない事で起こる顎の未成長や顎に合わない歯の大きさによる不揃い、歩く事の少ない車社会など、子供の成長を妨げる因子は山ほどあります。

上顎が劣成長だと、下顎は前に出る事が出来ずに後ろに下がり、気道を圧迫します。すると、小児のいびきや無呼吸症など重篤な症状がでたり、頭を前に出す事で気道を確保するので、ますます姿勢が悪くなります。

これを、正常な方向へと導く治療装置は、RAMPA ランパ と言いますが、初めて見るとずいぶん大変そうな装置に見えるかも知れません。 確かに、他のいわゆる小児矯正で使用する既製のマウスピースなどに比べると大変かも知れませんが、その分治療の結果が大きく違ってきます。

既製のマウスピースの矯正は、夜間の装着と簡単な運動で治療していきますが、ほとんどが海外メーカーで、骨格の大きい欧米人向けになっています。 日本人、アジア人は、そもそも骨格が欧米人とは違いますので、思ったような治療効果が得られない事がほとんどです。 RAMPA装置は、そんな日本人、アジア人向けに改良してありますので、既製のマウスピースで無駄に時間を浪費するよりも、初めからしっかり治したほうが、良い結果が得られるのは想像出来るのではないかと思います。

子供の成長は、待った無しですので、子供の明るい未来のために 早い時期から顎骨矯正始めましょう‼︎

顎骨矯正は、5歳くらいからスタート可能です。

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日本人の顔は 欧米人よりも 平たいんです・・・

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