ボツリヌストキシン治療
投稿日:2016年11月17日
カテゴリ:噛み合わせ
噛み合わせ治療を専門的に行なっている当院には、連日 噛み合わせでお悩みの患者さんがお越しになります。
年齢は、10歳代から70歳代まで様々で、出ている症状や気になっている症状も色々ですが、悪い症状の原因を考えると、ブラキシズムと呼ばれる 歯ぎしり・食いしばりであることがとても多いです。
そもそも 歯ぎしり や 食いしばり は、正常な人でも一晩8時間睡眠すると15分程行なっていると言われています。 その理由は、ストレスや肉体的疲労、睡眠障害、呼吸障害などと考えられています。 ところが、過度のストレスや睡眠障害等があったりして、歯ぎしりの時間が長くなったり、噛む力が強くなりすぎたり、噛み合わせが悪くて正常な歯ぎしりができなかったりすると、様々な症状が現れてしまいます。
初期の段階では、知覚過敏や咬合痛(噛むと痛い)などが現れ、だんだん歯が磨り減ったり根元がえぐれてきます。そのうち、耳の前にある顎関節に痛みが出てきたり、雑音がする様になったり、口が開きにくくなったりしてきます。 さらに、噛む事に関係する咬筋や側頭筋といった筋肉にも症状が現れます。 朝起きた時に顔がこわばった感じがしたり、偏頭痛や肩こり等の症状が筋肉の症状です。
筋肉の症状を改善したり、強すぎる噛む力をコントロールして症状を改善したい場合には、ボツリヌストキシン治療 が効果的です。
成分であるボツリヌス毒素の摂取危険量は、一度に3000単位以上ですが、我々が使用する量は100単位と とても少ないので、正しく使用すれば 非常に効果的で安全な治療法です。
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