噛み合わせ

投稿日:2017年1月11日

カテゴリ:噛み合わせ

当院には毎日のように、噛み合わせに問題があって、顎関節症や偏頭痛、肩こりなどが発症し、お悩みの患者さんが多く来院します。

そのような患者さんに、きちんとした噛み合わせ治療を行うと ほとんどの場合で症状が改善いたします。

悪い噛み合わせ(不正咬合)にも たくさん種類がありますが、全ての方に症状が出る訳ではありませんし、症状が軽く、気づいていないだけの方もいるでしょう。

しかし、悪い噛み合わせが 顎関節症を引き起こす確率を見ると、特定の噛み合わせで非常に高いことがわかります。

 

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最も高いのが、Mand (下顎)Lateral (側方)Shift (ズレる)で、なんと 73.7% の確率で顎関節症が発症します。下顎がズレているので、正中(歯の真ん中)が合っておらず、顔貌も左右非対称だったりします。

次に多いのが、Posterior (奥歯)Cross Bite(交差の噛み合わせ)、Openbite(開口)と続きます。

顎関節症は、症状が出てから治療すると、非常に治りにくい病気ですので、症状が出ないように予防的に治療する事が重要です。

最も効果的な予防的治療は、小児期の永久歯交換期の間に矯正治療を行い、噛み合わせをしっかりと構築しておく事だと思います。 もちろん、成人してからでも治療する事ができますので、少しでも早い時期に治療を開始すれば、症状が悪化しないで済みます。

 

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