インプラント治療の歴史について
投稿日:2020年12月23日
カテゴリ:インプラント
今は主流になっているインプラント治療。インプラントにはとても長い歴史があります。
今わかっているので、ヨーロッパで紀元3世紀頃の人骨の上顎に鉄製のインプラント、中南米では紀元7世紀ごろの人骨の下顎に貝で作られたインプラントが発見されています。
その後、金やエメラルド、サファイヤ、アルミニウムなどの様々な素材のインプラント治療が行われてきました。
現在のインプラントはほぼチタン製です。このチタン製のインプラントは、1952年スウェーデンの学者であるペル・イングヴァール・ブローネマルク教授が研究のためにウサギの骨にチタンを埋め込んでおりました。研究が終了し、埋め込んだチタンを外そうとしたところ、骨と結合し外せなくなっているのがわかりました。
それをきっかけに、骨とチタンの関係性の研究をすすめ、インプラントが開発されたのです。
チタンは身体に対して有害な作用を及ぼしにくい特徴があることもわかってますので、アレルギー反応がおこる可能性も低くなっております。
人へのインプラント治療が始まったのは1965年。1980年ごろには世界的にインプラント治療がひろがってまいりました。
1965年にブローネマルク先生の最初のインプラント治療を受けられた患者さまは2006年にお亡くなりになられており、41年間お口の中で機能しておりました。
よく、インプラントはどれくらい持つのかと患者さまから質問を受けることがあります。
もちろん管理次第ではありますが、歴史的にみても41年は持つということが証明されておりますので、今から40年先まで美味しくお食事できると考えれば、入れ歯や歯がグラグラの方のお悩みが減るための選択肢としてインプラント治療はおすすめです。
当院のドクターはインプラント専門医でございますので、お気軽にご相談ください。
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