インプラント周囲炎の治療法
投稿日:2021年7月7日
カテゴリ:スタッフブログ
インプラントに起きる歯周病を「インプラント周囲炎」と言います。インプラント周囲炎になると歯肉に炎症が起き、顎の骨が吸収され、インプラントがグラグラしてきます。
そのままにしていると、せっかく外科手術までして埋め込んだインプラントが抜け落ちてしまいます。
長持ちさせるためには適切なメンテナンスが欠かせません。ご自身での歯磨きを怠ったり、定期検診を行わないでいると、口腔内環境が悪化してインプラント周囲炎になるリスクは高くなります。
インプラント周囲炎の治療は、インプラント周辺の細菌の除去や、抗生剤などの薬を投与していきますが、重症化すると歯茎を切開しインプラントを薬剤できれいにしたり、歯肉やあごの骨を補う再生療法を行ったりします。
このような方法で、インプラント周囲炎の治療を行ったあとには、再度歯周ポケットの検査やレントゲン検査を行ます。
そして、インプラント部だけではなく、残っているご自分の歯の歯周病も治療していかなければなりません。
歯周病を治さないままインプラントを入れると、歯周病になっていない患者様に比べ、インプラント周囲炎になる確率が約4倍も高くなると言われています。
周囲炎の治療をしたあとも必ず定期的なメンテナンスにおこしいただき、口腔内環境を整えていかなければなりません。
また、インプラントの上物(被せ物)もお手入れしやすい形状に修正していき、常にご自身でもインプラントの周りをキレイにできる状態にしておく必要があります。
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