矯正治療中に感じる痛みの対処法

投稿日:2022年3月2日

カテゴリ:噛み合わせ 小児矯正 矯正

矯正治療中には痛みが伴う場合があります。

近年矯正治療も進化しているため昔に比べるとだいぶ痛みは軽減されましたが、少なからず痛みが出ることがあります。

痛みが出た場合はどうしたら良いのでしょうか。

痛みを感じる対処法としては、痛みの原因が何かによって変わってきます。

◇矯正装置や器具などが当たって傷となり痛みを伴う場合

ワイヤー矯正の場合、ワイヤーが動いてずれてしまったり、ブラケットが粘膜や下などにあたり口内炎のような状態になることがあります。拡大床を入れている場合も同様です。

また、スポーツなどをされている方は球技の玉がお顔に当たってしまったり、歯ぎしり食いしばりが強い方は無意識のうちに噛むことで器具があたり傷になったりもします。

ブラケットやワイヤーの1部分が当たる場合は、矯正用のワックスを当たる部分に覆うことで保護します。矯正用のワックスについては、医院にお尋ねください。

拡大床やマウスピースが粘膜に強く当たってしまい痛い場合は当たらないように調整が必要となりますのでご来院が必要となります。

◇矯正により歯が動かされることで生じる痛みの場合

歯槽骨に埋まっている歯を歯根ごと力を加え、歯に押された歯槽骨の骨吸収(歯根の周りの骨が溶けてなくなる)と骨形成(溶けた歯槽骨の反対側の歯槽骨が作られる)を促進し繰り返しながら矯正は行われています。歯槽骨が溶けて周りに吸収され、歯が動く時に痛みを生じるのですが、だいたい力を加えた初日〜1週間くらい痛みがありだんだん落ち着いていくことが通常です。

ただ、あまりにも加える力が強く、痛くて寝られない、食べれない場合は力を弱めることで痛みは軽減されます。

大抵の方は痛みは落ち着くことが多いので、治療後すぐの痛みに関しては少し様子を見てもらい、場合によっては痛み止めを服用していただければと思います。冷やすと楽になることもあります。

◇硬いものを噛むと歯が痛い場合

上記にあるように、矯正治療中は、歯が軽い脱臼をしているような状態です。

矯正治療中は、ナッツなどの歯ごたえのあるものを噛むと痛みが出る場合がございます。

矯正治療後、保定期間を経て歯の動揺がなくなればまた食べれますので、矯正中痛みがある場合は硬いものを噛むことは控えましょう。

ご自身で対応できる場合とできない場合がありますので、不安な場合はご連絡ください

また、のぶ:デンタルクリニック三宿には光加速矯正(近赤外線照射)をおこなっており、全ての矯正治療で痛みを軽減することができます。

治療途中いつでも導入することができますので、ご興味のある方はお問い合わせください。

 

 

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