虫歯を放置する事で起こる病気(骨髄炎)
投稿日:2022年5月2日
カテゴリ:スタッフブログ
今日はムシ歯を放置することによって起こる骨髄炎のお話をしていきます。
歯は非常に硬い組織で出来ていますが、虫歯菌から作られる酸に弱いため、酸を放置しておくと歯が溶けてしまいそこから虫歯菌がどんどん歯の中に侵入していきます。これが所謂ムシ歯です。
そのムシ歯菌を放置しておくと歯の神経の部屋まで細菌が侵入しここでやっと痛みが出始め歯医者さんに足を運ぶ方が多くなります。
更に放置してしまうとムシ歯菌により神経は死んでしまい、歯の痛みがなくなってしまいます。痛みがなくなったので一見ムシ歯が治ったと思いがちですが、ムシ歯菌はなくなるどころかむしろ増えていますので、神経を殺してしまった後もどんどん感染が広がり歯の保存が不可能になる程歯を溶かしてしまいます。そうなってしまったらもう抜歯しかありません。
更にそれを放置しておくと今度は歯を支えている骨にまでムシ歯菌が入り込んでしまいます。そうなってしまったら歯がなくなるだでは済まなくなります。
顎の骨にまでムシ歯菌が入り込んでしまうと骨髄炎という病気になってしまい、歯と同様 顎の骨も溶かしていき顎の骨が壊死してしまいます。感染し腐ってしまったは顎の骨は切除などをしなくてはならなくなってしまいます。そしてゆくゆくは全身にまで影響を及ぼしていくとても恐ろしい病気です。
ムシ歯菌は決して歯だけにとどまる菌ではないので、定期的に歯科健診に足を運んでもらい、ムシ歯を見つけたら早めの処置をしていきましょう。Ⓐ
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