部分矯正のデメリット
投稿日:2022年6月29日
カテゴリ:矯正
部分矯正とは前歯上6本、下6本、計12本を対象とした矯正が主で、全体矯正と比べ期間が早く、費用も安いので皆さん誰でもできるとお考えの方が多いと思います。
ですが、部分矯正のデメリットは、
1.できる方が限られる
あくまで部分矯正なので歯全体を動かす事はできません。従って、歯並びが極度に悪い方や重度の八重歯の方、噛み合わせから治さなければならない方は部分矯正をしても改善されません。
従って、軽度に前歯の歯並びが悪い方に限られる矯正となります。
2.奥歯の噛み合わせは治らない
基本的に前歯部の審美性を目的とする部分矯正の場合は、奥歯は触らないので噛み合わせが悪くても治す事ができません。
3. 歯並びを妥協しなければならない。
基本12本のみを動かす矯正なので、動く範囲が限られます。その為審美的に妥協をしなければならない場合があります。
4. 歯と歯の間を削る
前歯の歯並びの悪さはほとんどが奥歯から来ている為、歯をキレイなアーチ状に並べるスペースのない方は歯の両脇を削ってスペースを作らなければなりません。歯を削る量は0.1〜0.8㎜の間で、エナメル質という非常に硬い組織しか削らない為、痛みが出たりする事はありませんが、矯正の為に歯を削りたくないという方は部分矯正が難しいかもしれません。
いずれも、部分矯正が出来るかどうかの判断は、最初のカウンセリングでほぼ分かりますので、部分矯正をお考えの方はまずはしっかりとカウンセリングを受けてからご判断される事が必要となります。
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