矯正治療を安心して受けるために知っておいて欲しいこと
投稿日:2025年4月7日
カテゴリ:矯正
矯正治療を検討されている方は、たくさんの心配なことがあると思います。今回は矯正治療を安心して受けるために、知っておいて欲しいことについてお話いたいと思います。
まず、どんな矯正方法であれ必ず痛みがあります。矯正治療とは今歯が並んでいる場所から、理想的な場所へ歯を並べるために負荷をかけ移動させるからです。
特に理想的な歯列から外れている歯には強い力がかかるため、痛みを強く感じることがあります。痛みの感じ方は人それぞれですので、我慢できる人もいれば痛み止めを飲む方もいらっしゃいます。この痛みは、歯を動かす負荷をかけた当日(ワイヤー調整をした日・マウスピースを新しいものに交換した日など)から2・3日、長くて1週間ほどで落ち着いてきます。
当日は硬いものを噛むのは難しいかもしれません。
では次に、食事に関してです。
先ほど硬いものを噛むのは難しいかもしれないと言いましたが、食べたい場合は工夫すればいいのです。小さく切ってみる、痛くない場所で噛むなど、絶対食べれないわけではないので安心してください。(実際痛みがある場合は、硬いものを食べたいという欲自体でないとおもいますが・・・)
ワイヤーやブラケット・拡大床など器具がある場合は粘着性のあるガムやキャラメル、お餅などは引っかかりやすいため避けてもらった方がいいかと思います。
ワイヤー矯正の際にパワーチェーンやエラスティックモジュールという透明のゴムのようなものを使用している場合は、カレーなどの着色しやすいものを食べると黄色く黄ばんでしまうこともあります。
矯正力に影響がでてくるわけではないので問題ないのですが、見た目の問題から気になる方は矯正治療にいらっしゃる前日に召し上がるようにするなどタイミングを見計らった方が良いかと思います。
マウスピース矯正の場合は食事中は外せるため制限はほぼないですが、はめている間は基本お水以外の飲食は避けましょう。お砂糖入りのコーヒーなどをちょこちょこ飲む習慣がある方は気をつけてください。熱による変形の危険もあるため、熱い飲み物も外して飲むようにしてください。
それから発音についてです。拡大床や舌側ワイヤー矯正など歯の内側に矯正力をもたせる場合、慣れるまで発音しにくいことがあります。特にサ・タ行が発音しにくいようですが、だんだん慣れてきて話せるようになるので安心してください。
もう一つ知っておいてほしいことは、矯正治療中はお口の中の管理がとても重要になります。ブラケットが付いていれば歯磨きがしづらく、虫歯になりやすかったり、歯茎が腫れやすくなったりします。着色が付きやすくもなりますが、これらはきちんと磨ければ予防できますので安心してください。
マウスピース矯正の場合は、食事をした後は必ず歯磨きをしてからマウスピースをはめるようにしてください。衛生面を考えて、除菌スプレーなどを活用するのもいいかと思います。
最後に、矯正治療は期間も費用もかかりますし不自由なこともあるかと思います。でもそれ以上に、見た目だけでない治療価値がたくさんあります。
事前に色々知っておくことで、少しでも安心して矯正治療を始めるきっかけになればと思います。
のぶ:デンタルクリニック三宿にはたくさん矯正治療を受けられている患者様がいらっしゃいますし、スタッフの半分以上が矯正治療を経験しております。
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